バイナリーオプションの初心者におすすめの学習本7選
バイナリーオプションを始めた人の中には、本を読んで知識やノウハウを身に着けようと考えている人もいるでしょう。
ただ、バイナリーオプションに関する専門書は非常に少ないため、どんな本で学習すればいいのか分からない方も多いと思います。
そこで、バイナリーオプションを学習するのにおすすめの本についてご紹介します。
バイナリーオプションに関連するおすすめ本はもちろん、本を探すときの注意点や本で勉強するときのコツなども解説するので、初心者の方は是非参考にしてみてください。
ちなみに、バイナリーオプションの勉強法については、「バイナリーオプションの勉強法!初心者が安全かつ効果的にトレードを学ぶためのステップ」で詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
バイナリーオプションの本を選ぶ際の選定基準
まず、バイナリーオプションに関する本を選ぶ際の基準や見極め方をご紹介します。
バイナリーオプションを本から学ぶ際は以下のことに注意しましょう。
それぞれ詳しく説明しますね。
出版日ができるだけ新しいものを探す
バイナリーオプションは投資の中では比較的新しい手法で、攻略法や理論も次々に編み出されています。
また、為替相場も世界情勢の変化とともに少しずつではありますが、変化してきています。
そのため、古い本では情報そのものが古くて役に立たないということがあります。
特に、相場解説やテクニカル分析の本は比較的新しい本のほうが、いろいろと実感しながら読むことができるでしょう。
例えば、2006年~現在までのUSD/JPY月足チャートでは、直近相場では平均値が大きくなっています。
過去相場とは大きな流れが変わってきていますので、古くても2020年以降くらいに出版された本のほうが現在の相場の状況を踏まえた解説がなされていると言えます。
FX手法ばかり紹介されているものを選ばない
FXの手法の中にはバイナリーオプションに援用できるものもありますが、取引における目線が基本的に異なることも忘れないようにしましょう。
例えば、FXは獲得した値幅分が利益となるので、必然的にトレンドを狙った順張り手法を用いることが多くなります。
これに対して、明確な判定時間が決まっているバイナリーオプションでは相場の天井圏・底値圏を狙った逆張りがメインになってきます。
FXの手法を紹介した本なども参考にはなりますが、順張りメインの本だと、バイナリーオプションをやるには参考にはならないかもしれません。
また、バイナリーオプションの手法では、以下のようなキーワードがよく出てきますので、これらのキーワードが中心に書かれた本を探すのもいいでしょう。
- ローソク足
- テクニカル分析
- プライスアクション
- 通貨の相関性
- ライントレード
これらのキーワードはあくまでも目安です。FXとバイナリーオプションが同じ為替取引ではありますが、全く違う取引体系ですので、必ずしもバイナリーオプションで使えるとは限りません。
逆に、FXの本で学んだトレンドの順張り手法は、バイナリーオプションでの1時間や24時間といった長期判定で活かせることがあります。
自分がどのような取引方法でバイナリーオプションをしたいかに合わせてキーワードを選定し、本を選ぶといいでしょう。
テクニカル分析にポイントを置いた本を選ぶ
為替相場の分析法は、ファンダメンタルとテクニカル分析の2種類に大別されます。
それぞれ簡単に説明すると以下のような感じです。
- ファンダメンタル分析:世界の政治や経済状況から相場を分析する手法
- テクニカル分析:相場の過去統計や傾向から分析する手法
FXには、判定時刻というものがなく、長期間投資することもできるため、世界の政治や経済状況といった大きな社会要因から相場の流れを判断するファンダメンタル分析を手法とする人もいます。
ただ、バイナリーオプションは判定時刻が決まっている短期取引になりますので、ファンダメンタル分析を使うことはあまりありません。
それに対して、テクニカル分析は過去統計からの5分先、10分先の値動きの傾向をを示すので、短期判定のバイナリーオプションでは有効です。
何か、バイナリーオプションに有効な手法を見つけたいのであれば、インジゲーターについて記載された本やテクニカル分析をメインとした本を選ぶといいでしょう。
バイナリーオプション初心者にもおすすめの本
では、バイナリーオプション初心者にも役に立ちそうな本をいくつかご紹介していきます。
これからご紹介する本は全てFX用に書かれた専門書ですが、バイナリーオプションにも活用できますので、参考にしてみてください。
- パターンを覚えるだけで勝率7割超! FXチャートの読み方
- プライスアクションとローソク足の法則
- バイナリーオプション資金管理
- FXメタトレーダー入門
- 勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析
- 一流の投資家はなぜ、メンタルを大切にするのか?
- 2年半負け続けてわかったバイナリーオプションで負けない方法
それぞれ詳しく見ていきましょう。
パターンを覚えるだけで勝率7割超! FXチャートの読み方
この本は、欧米の投資家に好んで使われるプライスアクションという分析手法をメインに扱った本です。
プライスアクションとは日本語に訳せば「値動き」のことで、価格の動向やチャートパターンからその後の値動きや傾向を予想する分析手法です。
本書では冒頭からチャートパターンや過去統計から示す動きが細かく記載されています。
チャートパターンは全てローソク足で解説されており、ローソク足のパターンや組み合わせといったテクニカル分析に必要な情報がたくさん載っています。
FXの本ですので、日足や4時間足といった長い時間足での分析がメインですが、バイナリーオプションのような短い時間足に置き換えれば勉強になる本といえるでしょう。
特に前半部分のチャートパターンによる解説はバイナリーオプションでも役に立つとても重要な情報です。
プライスアクションとローソク足の法則
この本では、プライスアクションとローソク足の法則だけでなく、ローソク足のパターンも解説されています。
先ほど紹介した本は、複数のローソク足が作るチャートパターンをメインに解説していますが、この本ではローソク足1本の形に焦点を当てた解説が行われています。
少し具体的にお話しすると、ヒゲや坊主、コマ足といった様々なローソク足の形状を詳しく解説しています。
そのため、短期判定のバイナリーオプションで分析をする際に非常に役に立つでしょう。また、ローソク足の意味が分かれば、より詳細な分析ができるようになるので、手法の確立や相場感を学びたい人にもおすすめです。
バイナリーオプション資金管理
この本はバイナリーオプションに特化した珍しい本です。その名の通りバイナリーオプションの資金管理について詳しく書かれてます。
バイナリーオプションは相場分析だけでなく、資金管理も重要です。
バイナリーオプションのルールは上昇・下落を予想するシンプルなものですが、多くの人が大損するのには、資金管理がおろそかになっているというのもあります。
本書は、投資競馬で勝率8割の高勝率を出していたにも関わらず、全財産を失ってしまったという事例をもとに、バイナリーオプションでの資金管理を徹底的に解説した本です。
お金を稼ぐことではなく、どう守るかが記されているので、バイナリーオプションを始める前に読んでおくといいでしょう。
FXメタトレーダー入門
こちらの本はMT4の仕組みに特化した本です。
MT4にはMQL4という独自のプログラミング言語が用いられています。この言語を理解していれば、MT4内から自分で自由にカスタマイズできるので、自分専用のインジゲーターやサインツールを作りたいと考えている人には役に立つ一冊です。
プログラミングと聞くと難しく感じる人もいるかもしれませんが、仕組みを覚得てしまえば、そこまで難しいものではありません。しっかりマスターすれば自分専用のオリジナルインジゲーターが作れるようになりますので、手法の幅も広がると思います。
MT4のプログラム言語が分かると、自分の裁量取引に活かせるだけでなく、FXの自動売買や過去統計の検証まで行えるようになります。そちらのほうにも関心がある人は勉強して見るといいでしょう。
勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析
本書は投資に必要なチャート分析に関する知識が盛り込まれた本です。
1と2の2冊が出版されていますが、各手法が公開されているのが2になります。株式投資の話がメインですが、バイナリーオプションに活かせるポイントも多いです。
投資手法に正解はないということを前提にしつつも、投資手法を見つけるうえでの心得や上手な見つけ方が紹介されていて、参考になると思います。
一流の投資家はなぜ、メンタルを大切にするのか?
投資における手法や分析能力向上を目的とした本ではないですが、メンタルに焦点をあてており、バイナリーオプション取引時のメンタルの保ち方として参考になります。
一流投資家の考えや思考がまとめられているので、心理学の面で投資を学んでみたいという方におすすめです。
2年半負け続けてわかったバイナリーオプションで負けない方法
本書は、バイナリーオプションで2年半負けた著者が勝てるようになった話をもとに書かれた電子書籍です。
バイナリーオプションで負ける原因を12項目に絞り、その対策について自身の体験や経験に基づいて解説しています。
この本では、バイナリーオプションで勝つ方法ことよりも負けないことに力点が置かれています。負ける原因をつぶしたい人には、情報が豊富な本でしょう。
本でバイナリーオプションを勉強する際のコツ
次に、バイナリーオプションを本で勉強する際のポイントをご紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
FXの本は活かせそうなところだけ参考にする
先ほど推薦書の中でFXの本も紹介しましたが、FXの本はあくまでFXの本です。
FXとバイナリーオプションの大きな違いは、取引時間の長さにあります。
FXには長期トレードや中期トレードというトレード手法がありますが、これらはバイナリーオプションではまず使えません。相場の状況によっては、数分、1時間トレードの手法も参考にならないということもあります。
ただ、FXもバイナリーオプションも投資対象は「為替」であり、為替相場はFXの投資家もバイナリーオプションの投資家も利用する共通の市場です。
そのため、FXとバイナリーオプションには次の点が共通していますので、以下のような視点をもって、使える手法や情報はないかとFXの本は読んでいくといいでしょう。
- 市場参加者の意図を理解する
- その上でチャートパターンを予想する
- テクニカル分析を使い、エントリーの確度を上げる
FXの本はこの点に焦点を当てて読んでいくと使える部分も結構あります。
学んだ手法は実際のチャートで検証する
本で学ぶ際に、読んだだけで満足していてはだめです。
本を読んだ後は、必ず実際のチャートを見て検証するようにしましょう。
実際に検証をやってみると、本に記載されているチャートと実際に表示されるチャートにはギャップがあると思います。
頭の中でイメージしているだけでは、誤解していることも多いですので、実際のチャートで検証することは大切です。
まとめ
バイナリーオプションを本で学ぶことは非常に有益でしょう。
というのは、電子書籍以外の刊行物は第三者によるチェックが入っている分、客観的な情報が得られるからです。
また、発行されるまでに時間がかかりますので、長く使える情報が多いです。
バイナリーオプションはスピード感も重要な投資ですが、新しく、かつ確度の高い情報を得たい場合は電子書籍を利用するのも一つの手です。
ただし、本読んで相場分析や価格動向を理解しても、実際の取引で利益を上げられなければ意味がありません。
本に紹介されいることは実践してみて検証することが大切です。
デモ口座などを利用して実際に手を動かして、本当に有効な手法なのか、理論なのか確認することを忘れないようにしましょう。
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